SGP配管

プラントエンジニアリング

SGPは、プラントの配管として幅広く使用されている配管になります。

SGP配管とは

低圧で腐食性が無い水(飲料水は除く)、ガス、エアーなどの流体に使用する配管です。

この規格は,使用圧力の比較的低い蒸気,水(上水道用を除く。),油,ガス,空気などの配管に用いる炭素鋼鋼管(以下,管という。)について規定する。この規格は,外径 10.5 mm∼508.0 mm の管に適用される。

仕様

  • JIS 3452
  • 配管用炭素鋼管
  • 種類
    • SGP黒管:亜鉛めっきを行わない管(黒皮状態のもの)
    • SGP白管:菅の内外面に亜鉛めっきを行なった管
  • 記号
    • 製管方法|電気抵抗溶接:E 鍛接:B
    • 仕上げ方法|熱間仕上げ:H 冷間仕上げ:C 電気抵抗溶接のまま:G
  • サイズ
    • 6A〜500A
SGP白管とSGPWは、どちらも溶融亜鉛めっきを行なった管ですが、規格が異なるため使用する場合には注意する必要があります。
SGP白とSGPWは違う材質
配管材質でSGPの白管とSGPWを同じものと思っていませんか。 実は、全く違う材質になります。

接合の方法

SGP配管の接合の方法は、主に2種類になります。

  1. ネジ(管用テーパネジ JIS B0203)
  2. 溶接

ネジ接合

管の接合部にネジ切り盤でネジ加工を行い、ネジ込み式継手と組み合わせて接合を行います。

SGP白管と組み合わせて使用するイメージがあります。
これは、白管を溶接した場合に亜鉛めっきが焼け落ちてしまい、外面はローバル補修ができるのですが内面は補修が出来ないことから白管にはネジが望ましいと考えられています。

溶接

差込み溶接式、または突合せ溶接式継手と組み合わせて接合を行います。

小口径は差込み溶接、大口径は突合せ溶接を選択するイメージです。
これは、溶接の強度的な面と施工の容易性の面から区別するのが望ましいと考えられています。

類似の配管

SGPと似た配管がいくつかあります。配管口径、使用圧力、使用温度などによって使い分けます。

  • STPY|配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
  • STPG|圧力配管用炭素鋼管
  • STPT|高温配管用炭素鋼管
ねじ込み式管継手
配管用のねじ込み式管継手の種類を解説します。

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