プラント配管の設計者が手元に置きたい1冊

プラントエンジニアリング

プラント配管ポケットブック

プラント配管ポケットブックとは

本書は、配管設計者が実務上で必要度の高い資料を選んで、整理収録されています。仕事の成果を向上させ、能率を増進させるのに役立つ1冊だと思います。
初版(1967年)発行から54年を経過し、現在第6版(2002年)が最新のものなります。

出版社    日刊工業新聞社
編集プラント配管研究会      
サイズ新書判
価格¥4,860

活用事例1材料

本書には、配管に関わる様々な材料データが記載されています。管類、鋼材、フィッティング類のスペックを管端に調べることが出来ます。例えば、製図する際の配管用炭素鋼管(SGP)の外径、板厚、または配管BQ算出する際の単重をサイズ別に簡単にわかります。材質も、SGP,STPG,SUS304,STBVP電線管など金属、非鉄、樹脂など幅広く納められています。

同様にフィッティング類についても90°エルボ、T、レデューサーの各種寸法、突き合せ溶接式、差し込み溶接式、ねじ込み式それぞれをカバーしています。

フィッティング類について、ショートエルボなど記載がされていないものもありますが、使用頻度が高いものはだいたいあると思います。

活用事例2ボルト長さ

JIS鋼製フランジ締結用のボルト・ナットについて、ボルトサイズ、ボルト長さや必要本数を表から簡単に調べることができます。例えば、配管材料を集計する際にJIS10K 150A フランジ締結に必要なボルトサイズ、長さ、本数、ボルトの単重がわかります。

ボルト長さ算出の条件も記載されているため、ガスケット厚みが変わっても労力をかけずに微調整が可能です。

活用事例3鋼管の断面性能表

SGP、Sch40,Sch80鋼管の断面性能の一覧から調べることができます。断面性能の中には、単重、水重量、表面積、断面積、断面2字モーメント、断面係数までが記載されています。配管自身の強度検討、サポートの荷重算出など様々な場面で活用しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました